はじめに
ピックルボールは、テニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせた新しいラケットスポーツです。アメリカで生まれ、現在では世界中で人気が高まっています。日本でも徐々に注目されており、老若男女問わず楽しめるスポーツとして広がりを見せています。

本記事では、ピックルボールを始める際に覚えておきたい3つの基本ルールについて詳しく解説します。これからピックルボールを始めたい方や、ルールをおさらいしたい方はぜひ参考にしてください。
1. ツーバウンドルール
ピックルボールの特徴的なルールの一つが「ツーバウンドルール」です。このルールにより、ラリーが始まる際のプレーが制限され、ゲームのバランスが保たれます。

ルールの概要
- サーブを受ける側(レシーバー)は、サーブされたボールを一度バウンドさせてから返球しなければなりません。
- サーブを打った側(サーバー)も、レシーバーからの返球を一度バウンドさせてから打ち返す必要があります。
- このように、サーブとその返球の両方でボールを一度バウンドさせる必要があるため、「ツーバウンドルール」と呼ばれます。
このルールにより、サーブ直後にネット付近でのボレーが制限され、ラリーが続きやすくなります。
2. ノンボレーゾーン(キッチン)
ピックルボールのコートには、「ノンボレーゾーン」と呼ばれるエリアがあります。このゾーンは、ネットから両側に7フィート(約2.13メートル)広がるエリアで、通称「キッチン」とも呼ばれます。

ルールの概要
- ノンボレーゾーン内では、ボールがバウンドしていない状態で打つ「ボレー」が禁止されています。
- プレーヤーがノンボレーゾーン内に足を踏み入れてボレーを行った場合、フォルト(反則)となります。
- ボレー後に勢い余ってノンボレーゾーンに入った場合も、フォルトとなります。
このルールは、ネット付近での激しいプレーを防ぎ、安全性を高めるために設けられています。
3. サーブと得点の仕組み
ピックルボールのサーブと得点には、独自のルールがあります。

サーブのルール
- サーブはアンダーハンドで行い、打点は腰よりも下でなければなりません。
- サーブは、対角線上の相手のサービスコートに向けて打ちます。
- サーブは1回のみで、ネットにかかった場合やアウトになった場合はフォルトとなります。
得点のルール
- 得点できるのは、サーブを行っている側のみです。
- 相手がミスをした場合に、サーブ側に1点が加算されます。
- ゲームは11点先取で行われ、2点差をつける必要があります。
このように、サーブと得点のルールを理解することで、ゲームの進行がスムーズになります。
まとめ
ピックルボールを始める際には、以下の3つの基本ルールを覚えておくことが重要です。

- ツーバウンドルール:サーブとその返球は、必ず一度バウンドさせてから打つ。
- ノンボレーゾーン(キッチン):このエリア内でのボレーは禁止。
- サーブと得点の仕組み:サーブはアンダーハンドで行い、得点はサーブ側のみが可能。
これらのルールを理解し、実践することで、ピックルボールをより楽しむことができます。