✅ ピックルボールとテニス、実はこんなに違う!
見た目はよく似たピックルボールとテニス。
実は、ルール・コート・道具・プレースタイル…あらゆる点で大きく違うのをご存じですか?
この記事では、「テニスとピックルボールの決定的な違い7選」を、初心者にもわかりやすく解説します。
テニス経験者の方も、これから始めてみたい方も、違いを知ればもっと楽しく、もっと奥深くピックルボールを楽しめます!
① コートの広さはテニスの“半分以下”!だからプレーしやすい
ピックルボールのコートはとてもコンパクト。
種目 | コートサイズ(縦×横) |
---|---|
テニス(シングルス) | 約23.77m × 8.23m |
ピックルボール(シングルス/ダブルスも同じサイズ) | 約13.41m × 6.10m |
一見「狭くて楽そう」に見えますが、実際は反応速度とポジショニング力が問われる競技。
無駄なく動く技術が必要なので、意外と頭も体も使うスポーツです。
② サーブは“下から”が基本!得点できるのはサーブ側だけ
ピックルボールのサーブは、腰より下からの「アンダーサーブ」が基本ルール。
さらに特徴的なのは「ツーバウンドルール」と「得点ルール」。
- サーブ後、レシーバーは1バウンドさせて返球
- さらにサーバー側も1バウンドさせてから打ち返す
- 得点はサーブ側しか取れない
このルールにより、ラリーが続きやすく、初めての人でも試合を楽しみやすいようになっています。
▶参考:JPA公式ルールページ
③ “キッチン”って何?ネット際にある「ノンボレーゾーン」
ピックルボール独自のルールに「ノンボレーゾーン(通称キッチン)」があります。
- ネットから2.13m以内がキッチン
- このエリア内では空中でのボレー(ノーバウンドショット)が禁止
- 地面にバウンドしたボールなら打ってOK
このルールのおかげで、力で押し切るのではなく、繊細な駆け引きや丁寧なボールタッチが求められるようになります。

▶参考:JPA公式ルールページ
④ ボールが全然違う!軽くて弾みは控えめ
テニスのボールは空気入りのフェルト製。一方で、ピックルボールのボールは以下の特徴があります。
- プラスチック製で穴が空いている
- フェルトなし、軽量設計
- バウンドはテニスに比べて控えめ
“まったく弾まない”わけではありませんが、高く跳ねにくい設計になっているため、ボールを「沈める」「落とす」技術が重視されます。

⑤ ラケットではなく「パドル」!軽くて扱いやすい
ピックルボールで使うのは、ガットのない「パドル」。テニスラケットとは見た目も使い方も異なります。
- ストリングなし・平面設計
- 素材はカーボン、ポリマー、グラスファイバーなど
- 重さは約200g前後で軽量
初心者や高齢者でも扱いやすく、繊細なコントロールプレーに適した設計になっています。

⑥ スピンより「置く」テクニックが勝負の分かれ目
テニスではパワーショットやスピンが主流ですが、ピックルボールでは相手の足元に落とす、キッチンに沈めるといった“コントロール勝負”がメイン。
特に重要なのがこの2つ!
- ディンク:ノンボレーゾーンにゆるく落とす
- ドロップショット:中距離から静かに沈めるショット
これらは相手を動かし、ラリーを制するための重要な技術です。
⑦ 得点ルールが超シンプル!試合も短時間でOK
ピックルボールは、11点先取のラリーポイント制。シンプルな構成で、1ゲームなら10〜15分程度で終わります。
※10対10の時は2点差がつくまで行います。試合は3ゲームマッチで2ゲーム先取した方が勝ちとなります。
種目 | 試合時間の目安 |
---|---|
テニス | 1試合 1~2時間 |
ピックルボール | 1試合 40〜45分 |
ダブルス前提で設計されており、初心者や家族・友人と気軽に遊べるのもピックルボールの魅力です。
▶参考:JPA公式ルールページ
📝 まとめ|テニスとの違いを知れば、ピックルボールはもっと面白い!
ピックルボールとテニスは、似ているようで全く違います。
でもその違いは、「やりにくさ」ではなく、“誰にでも楽しめる設計”の証です。
- 大きなコートが不要だから、小さな体育館や駐車場でもプレーできる
- パワーがなくても、年齢に関係なく勝てる戦略がある
- 初心者もベテランも、同じ土俵で真剣勝負ができる
つまりピックルボールは、「スポーツが得意な人」だけのものではなく、みんなのためのスポーツなんです。
実際、テニス経験者がハマる理由の多くは
「思ったよりも奥が深くて面白い」
「年齢・体力関係なく全員で勝負できる」
という“違い”への驚きと感動です。
これからピックルボールを始める人は、ぜひテニスとの違いを知った上で、その“やさしさ”と“奥深さ”の両方を体感してみてください。