日本初!ピックルボール検索サイトをリリース
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アメリカで「ピックルボールコート」の記載が25%増 Zillow報告で見えた住宅トレンド

ピックルボールの人気は、コートの外にも広がっているようです。
今回気になったのは、アメリカの不動産サイト Zillow が出した2026年住宅トレンドのレポートでした。

このレポートでは、物件掲載文の中で「pickleball court(ピックルボールコート)」という記載が前年より25%増えたと紹介されています。
あくまでアメリカの住宅掲載データをもとにした話ですが、ピックルボールが住宅のアピールポイントとして使われる場面が増えていることがわかります。

Zillowではどんな住宅トレンドが伸びていた?

Zillow は、売りに出されている住宅の掲載文を分析し、どんな言葉や特徴が増えているかをまとめています。
2026年のトレンドとして出ていたのは、空間全体をひとつの色でそろえる color drenchingちょっとこもれる読書スペース洪水や火災への備え環境に配慮した設備スパのようなバスルームそしてスポーツを楽しむための空間でした。

その流れの中で、ゴルフシミュレーターへの言及が25%増、ピックルボールコートへの言及も25%増だったと紹介されています。

ピックルボールコートも「家で楽しむ設備」として見られている

今回のレポートを見ると、ピックルボールコートだけが急に出てきたというより、
家でどう楽しむか、どう過ごすか という流れの中で注目されているのがわかります。

読書スペースやスパ風バスルームのように、家でゆっくり過ごすための空間が増えている一方で、ゴルフシミュレーターやピックルボールコートのように、家で体を動かしたり遊んだりする設備も増えていました。

そう考えると、ピックルボールコートの増加は、スポーツ人気だけの話ではなく、
「家の中や敷地内でも楽しめるものがほしい」という暮らし方の変化ともつながっていそうです。

これは「家の価値が25%上がった」という意味ではない

ここは分けて見ておきたいところ。
今回の25%増の話は、住宅価格のことではありません。
物件掲載文の中で「ピックルボールコート」という言葉が書かれる回数が増えた、という意味です。

なので、このデータから言えることは
「ピックルボールコートがある家は25%値上がりした」
ではなく、
住宅をアピールするときの言葉として使われる機会が増えた
ということです。

Zillow も、物件掲載文は短く、どの言葉を入れるかには意味があると説明しています。
その中で特定の特徴への言及が増えるのは、買い手の関心を引いているサインだという考え方です。

“man cave”より、動ける空間が目立ってきた

もうひとつ面白いのが、以前はよく使われていた man cave という表現が10%減っていたことです。
ここでいう man cave は、男性の趣味部屋とか、大人の遊び部屋のような意味です。

その一方で、ゴルフシミュレーターやピックルボールコート、バッティングケージといった、体を動かす設備への言及は増えていました。
この流れを見ると、家の中での楽しみ方が、こもって過ごす空間から、アクティブに遊べる空間にも広がっているように見えます。

ピックルボールコートがここに入っているのは、競技としての人気だけでなく、「家にあると楽しそうな設備」としても存在感が出てきたからかもしれません。

編集後記

今回のレポートで面白かったのは、ピックルボールが競技や施設の話だけでなく、住まいの魅力を伝える言葉として扱われ始めていたことです。これは単に人気スポーツになった、というだけではなく、ピックルボールが「あると暮らしが楽しそう」「家での時間が豊かになりそう」と受け止められ始めていることも意味していそうです。

もちろん、これはアメリカの住宅トレンドの話であって、日本の不動産市場をそのまま説明するものではありません。アメリカのように敷地の広い戸建て文化が前提にある市場と、日本の住宅事情はかなり違います。なので、日本ですぐに「ピックルボールコート付き住宅」が一般化するとは考えにくいです。

ただ、日本でもまったく無関係とは言い切れません。たとえば戸建て住宅そのものではなく、マンションや分譲地の共用施設、リゾート物件、別荘地、シニア向け住宅、スポーツ複合施設付きの開発などでは、ピックルボールが“暮らしの付加価値”として扱われる可能性はありそうです。家の中に専用コートを作るというより、「近くで楽しめる」「住む場所とセットで楽しめる」形のほうが、日本では現実的に広がりやすいのかもしれません。

そう考えると、今回の Zillow のレポートは、アメリカの住宅市場の話でありながら、ピックルボールの広がり方を考えるうえではかなり示唆的です。競技人口や施設数だけでなく、暮らしの見せ方や不動産の価値の語り方にまで入り込んでくるなら、ピックルボールはもう“スポーツ欄だけの話題”ではなくなってきています。

日本でも今後、住宅そのものより先に、街づくりや共用施設、ライフスタイル提案の中で存在感を増していくのかもしれませんね。

参考

Zillow:https://www.zillow.com/news/zillows-2026-home-trends-color-drenched-whimsical-and-resilient/

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