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パドルに穴が空いてる?Selkirkの“穴あきパドル”が気になる

ピックルボールのパドルといえば、平たい面にグリップがついたシンプルな形をイメージする人が多いと思います。

でも、Selkirkの一部のパドルには、ちょっと変わった特徴があります。

それが、パドルの下の方に空いた穴です。

初めて見ると、
「え、ここに穴があって大丈夫なの?」
「ボールが当たったらどうなるの?」
と思ってしまいますよね。

ただ、この穴はただのデザインではありません。
Selkirkでは、パドルの振り抜きや操作性を考えた設計として紹介されています。


穴があるのは、パドルの下のつなぎ目部分

Selkirkの穴あきパドルで特徴的なのは、パドル下部にある穴です。

この穴は、ボールを主に打つ中央のエリアではなく、パドルのフェイスとグリップの間にあるスロートと呼ばれる部分にあります。

見た目にはパドルの一部に穴が空いているように見えますが、普段ボールをしっかり当てる中心部分とは少し位置が違います。

もちろん、ミスヒットでそのあたりにボールが当たることはあります。
ただ、スロート部分はもともと反発やコントロールを出すためのメインの打球エリアではありません。


なぜ穴が空いているの?

この穴のあるデザインは、Air Dynamic Throatと呼ばれています。

この穴は、ただ見た目を変えるためのものではありません。

パドルを振ったときに空気が通りやすくなり、手元でパドルを動かしやすくするための工夫です。


どんなメリットがある?

一番のポイントは、パドルを素早く動かしやすくなることです。

この穴によって、パドルを振ったときに感じる重さ、いわゆるスイングウェイトを下げる狙いがあります。

スイングウェイトは、実際の重さとは少し違います。
同じ重さのパドルでも、振ったときに「軽く感じる」「少し重く感じる」という違いがあります。

スイングウェイトが低いと、ネット際の速い打ち合いでパドルを出しやすくなります。
相手の速いボールに反応したり、次のショットに備えて構え直したりしやすくなるイメージです。

また、パドルを速く振りやすくなることで、手首や腕の動きを使ってスピンやパワーを出しやすくなるとも説明されています。

また、Project 003以降のモデルでは、スロート部分のしなりを調整するThroatFlexという設計も取り入れられています。ボールが当たったときにパドルがしなることで、ボールがパドルに接している時間を長くし、コントロールやパワーの伝わり方を高めるとされています。


デメリットはある?

もちろん、良いことばかりではありません。

スロート部分の重さを減らすことで、パドルは動かしやすくなります。
その一方で、中心を外して当たったときの安定感には影響が出る可能性があります。

ここで関係するのが、ツイストウェイトです。

ツイストウェイトとは、ボールがパドルの中心から少しズレて当たったときに、パドルがどれくらいブレにくいかに関わるものです。

ツイストウェイトが低くなると、中心を外したショットでパドルが少しねじれやすくなります。
そのため、スイートスポットはやや小さく感じるかもしれません。

つまり、穴あきパドルは「誰でも簡単に扱いやすい万能タイプ」というより、パドルを素早く動かせることを重視するタイプと考えるとわかりやすいです。

打点が安定している人にはメリットを感じやすい一方で、まだ中心に当てるのが難しい人は、通常の形のパドルの方が安心して使える場合もあります。


穴にボールが当たったらどうなる?

気になるのが、
「その穴の近くにボールが当たったらどうなるの?」
というところです。

Selkirk LABSでは、穴がある部分は、もともと普通のパドルでもミスヒットになりやすい場所だと説明しています。

つまり、穴があるから特別に打ちにくいというより、そもそもその位置はボールをしっかり打つ場所ではないという考え方です。

実際に安定してボールを打つには、パドルの中央付近、いわゆるスイートスポットでとらえることが大切です。


大会で使えるの?

見た目がかなり個性的なので、
「この穴あきパドルって、大会で使ってもいいの?」
と思う人もいるかもしれません。

Selkirk LABSの記事では、この穴はルール上問題ないと説明されています。

ポイントは、穴がある場所です。

USA Pickleballのルールでは、パドルの打球面に穴やひび割れ、表面を破るようなくぼみなどがあってはいけないとされています。

ただし、Air Dynamic Throatの穴は、ボールを打つ中心部分ではなく、フェイスとグリップの間にあるスロート部分にあります。

つまり、ルールで問題にされる「打球面の穴」ではない、という考え方です。

また、同記事では、SelkirkのパドルはUSAP承認済みで、発売前にテストやルール適合の確認を受けているとも紹介されています。
そのうえで、この穴あきデザインはトーナメントでも使用可能と説明されています。

ただし、実際に大会で使えるかどうかは、モデルごとの承認状況や大会ルールによって変わる場合があります。

大会で使う場合は、USA Pickleballの承認パドルリストや主催者のルールを確認しておくと安心です。


Selkirkの穴あきパドルは、初めて見ると少し驚くデザインです。
でも調べてみると、ただ目立つための穴ではなく、パドルを動かしやすくするための工夫として紹介されていることがわかります。
一方で、スイートスポットの広さや安定感を重視する人には、通常の形のパドルの方が合う場合もあります。
見た目の珍しさだけでなく、どんなプレーに向いているのかを知ると、パドル選びの見方も少し変わりそうですね。

※仕様や承認状況は変更される可能性があります。購入や大会での使用を検討する場合は、必ず公式サイトや最新の承認情報をご確認ください。


参考

Selkirk
Why is there a hole in Selkirk pickleball paddles?
https://www.selkirk.com/blogs/paddles-and-product-education/why-is-there-a-hole-in-selkirk-paddles

Selkirk LABS
Why is there a hole in Selkirk LABS pickleball paddles?
https://www.selkirklabs.com/blogs/news/why-is-there-a-hole-in-selkirk-labs-pickleball-paddles

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