ピックルボールといえば、公園や体育館、テニスコートを改装した場所などでプレーするスポーツというイメージが強いかもしれません。
しかしアメリカでは、少しユニークな形でピックルボールを楽しむ試みも登場しています。
そのひとつが、フロリダ州で公開された「水の上に浮かぶピックルボールコート」です。
フロリダの大型水辺レジャー施設に登場した水上コート
この水上ピックルボールコートが設置されたのは、
フロリダ州サンアントニオにある Mirada Lagoon(ミラダ・ラグーン)。
この施設は、アメリカ最大級の人工の水辺レジャー施設として紹介されており、
約6ヘクタールを超える広さと、約1億2,500万リットルの水量を持つ大規模な施設です。
ここに登場したのが、
公式サイズの浮かぶピックルボールコート。
このコートは AquaBanas という企業が設計し、
水面に浮かぶモジュール型の構造になっています。
本当にプレーできるの?最初は疑問の声も
施設の運営会社 Metro Lagoons の担当者は、
最初は「本当にプレーできるのか?」と半信半疑だったと語っています。
水に浮かぶコートで、
・ボールはちゃんと跳ねるのか
・コートは安定しているのか
といった点が気になっていたそうです。
しかし実際には、
水上でも安定したプレーができる設計になっており、
通常のピックルボールと同じようにゲームを楽しめるといいます。
また、コートの周囲はネットで囲まれているため、
ボールが水に落ちたり、プレーヤーが施設の水辺に落ちたりするのを防ぐ仕組みになっています。
観覧スペース付きの「水上コート」
この浮かぶコートには、
・観覧スペース
・屋根付きの休憩エリア
なども設けられており、
プレーだけでなく観戦も楽しめるようになっています。
プレーヤーは意外と幅広い
実際にこの水上コートを利用しているのは、
・週に何度もプレーするピックルボール愛好者
・地元クラブのプレーヤー
・家族連れ
・子ども
など、かなり幅広い層。
施設側も、想像以上の人気だったと話しています。
人気のため公開期間も延長
この水上コートは当初期間限定の設置でしたが、
好評だったため レイバーデー(9月初め)まで公開が延長されました。
プレー料金は
45分のセッションで約1,600円から(最大8人)。 ※執筆時点での日本円
ただし、Mirada Lagoonの入場チケットは別途必要となります。
施設では他のアクティビティも
Mirada Lagoonではピックルボールのほかにも、
・水上アスレチック
・ウォータースライダー
・カヤック
・パドルボード
・ビーチエリア
など、さまざまなレジャーが楽しめます。
ピックルボールの広がり方は、まだまだ面白い
今回の水上コートのニュースを見て感じるのは、ピックルボールが「競技」だけでなく、体験そのものを楽しむレジャーとしても広がり始めているということです。
「うまい人がやるスポーツ」ではなく、旅行や休日の思い出として気軽に体験するスポーツにもなっていくのが理想ですよね🎶
日本でも、こういう方向性は相性がいい気がします。
たとえば、温泉地の宿泊施設、海辺のリゾート、プール付きホテル、家族向けレジャー施設などで「ちょっとやってみよう」と思える形で入ってきたら、今まで競技としては触れてこなかった人にも広がりやすそうです。
実際、日本でもピックルボールは少しずつ“特別な場所で楽しむ体験”に広がり始めています。
東京タワーの下には常設コートがオープンしていて、都市のランドマークと組み合わせた楽しみ方が生まれていますし、東京では都市型の専用インドア施設も登場しています。
本格的な大会や専用コートの整備ももちろん大切です。
でもそれと同じくらい、“楽しかったからまたやりたい”と思える最初の入口を増やしていくことも、これからの普及には大切なのではないでしょうか。
水の上でプレーするピックルボールという発想は少しユニークですが、こうしたアイデアもまた、ピックルボールの人気の広がりを象徴しているのかもしれません。
参考
Southern Living
https://www.southernliving.com/floating-pickleball-mirada-lagoon-11788682
