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ゴルフからピックルボールへ:アメリカ企業が選ぶ“新しいビジネスの交流スタイル”

はじめに|社内スポーツの主役が変わる?

これまで「ビジネスの場」といえばゴルフが定番でした。
しかし最近、アメリカでは“企業交流ツール”の主役が静かに変わりつつあります。
それが――ピックルボールです。

2024年7月に Bloomberg が報じた記事では、
「ピックルボールは今やゴルフと並ぶ“企業アメリカの取引・交流の場”になりつつある」
と紹介され、実際に企業によるコート予約やイベント開催が急増していると伝えられました。
👉 Bloomberg: Pickleball Competes With Golf for Corporate America Dealmaking


💡 なぜ今、企業がピックルボールを取り入れるのか?

① コミュニケーションが自然に生まれる

ピックルボールは初心者でもすぐ楽しめるスポーツ
ボールが軽くスピードも穏やかなのでラリーが続きやすく、役職や年齢の壁を超えて自然に会話が生まれます
“社長 vs 新入社員” “営業 vs 開発” といった異なる立場同士のペア構成も盛り上がるポイントです。

米メディア The Picklr は、「ピックルボールは“新しい会議室(The New Conference Room)”だ」と表現しています。
記事では次のように述べられています。

“Unlike golf, which demands half a day and technical skill, pickleball can be played in under an hour.
Its small court and easy-to-learn rules make it perfect for relaxed conversation and genuine connection.”

(訳:ゴルフのように半日を費やす必要も、高い技術もいらない。ピックルボールは1時間以内で終わり、
コートも小さいためリラックスした会話や本当のつながりを生み出すのに最適だ)

👉The Picklr – Closing Deals on the Pickleball Court: The New Golf for Business Leaders

このように、ピックルボールは「競技」よりも「会話」が主役になるスポーツ。
ラリーの合間に自然と笑いが生まれ、仕事の立場を越えたフラットな関係づくりに向いていることから、
アメリカでは“新しいビジネスの会議室”として導入する企業が増えているのです。


② コストと時間効率の高さ

ゴルフは1回のプレーに数万円、移動を含めれば半日以上かかることも珍しくありません。
一方でピックルボールは1〜2時間・少人数で完結し、コート代も圧倒的に安価です。

米メディア The Dink Pickleball の比較によると、

「ピックルボール2時間=約80ドル、ゴルフ1ラウンド=600〜700ドル」

と紹介されており、コスト差は約7〜8倍にもなります。
さらに、道具や服装の準備もシンプルで、会員制クラブや高額な接待費用も不要。

企業がオフィス近くの体育館や屋上コートを利用すれば、昼休みや就業後にも気軽に開催できます。
こうした「時間・費用・場所」の手軽さが、ピックルボールを新しい企業スポーツとして後押ししているのです。

👉 出典:The Dink – Has Pickleball Overtaken Golf as the Preferable Business Activity in Corporate America?


③ 健康促進 × チームビルディング効果

ピックルボールは軽い有酸素運動と反射トレーニングを組み合わせたスポーツ。
走り回る距離が短く、ボールも軽いため、運動習慣のない社員でも無理なく楽しめるのが特長です。
短時間でも汗をかけるため、デスクワーク中心の社員のリフレッシュ効果も期待されています。

アメリカでは企業の福利厚生として導入される例も増えており、
社内イベントやオフサイト研修でピックルボールを取り入れる企業も登場しています。
短時間の試合の中で自然に声を掛け合うため、コミュニケーション促進やチームビルディングにもつながります。

企業にとっては、

  • 社員同士の距離が近づく
  • 運動不足・ストレスの軽減
  • チーム全体の活性化

といった“健康経営”の側面でもメリットが大きく、
健康促進とチームづくりを同時に実現できる“次世代の社内スポーツ”として注目されています。


📊 効果と反応:企業が感じる変化

企業がピックルボールを導入した背景には、「短時間で成果が出る交流手段」としての評価があります。
アメリカでは、人事・研修担当者の間で「社員同士のつながりづくりやチーム活性化に効果的」という声が広がっています。

ピックルボールは、自然なコミュニケーションを促し、
部署や役職を超えた交流やリフレッシュの場としても活用されています。

ForbesBloomberg でも、ピックルボールは「新しい企業文化の象徴」として取り上げられており、
ゴルフのような“接待型スポーツ”ではなく、“共感とチームワークを生むスポーツ”としての価値が注目されています。
👉 出典:Forbes – Business Lessons From The Rise Of Pickleball


🏁 まとめ:ゴルフからピックルボールへ

ビジネスの現場で求められているのは、もはや“接待”ではなく“つながり”。
ピックルボールは、年齢や立場を超えて笑い合える新しいコミュニケーションの形を企業にもたらしています。

「健康」「チームワーク」「気軽さ」を兼ね備えたこのスポーツは、
ゴルフに代わる“企業交流の新定番”として、今後さらに広がっていく可能性があります。

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