ピックルボールのパドルを選ぶとき、重さ・素材・形・ブランドを気にする人は多いですよね。
でも最近、海外では少し意外なポイントが話題になっています。
それが、パドルの色です。
特に議論されているのは、白・黄色・黄緑系のパドル。
理由は、ピックルボールで使われるボールの色と近く、相手から見たときにボールがパドルから出る瞬間が見えにくくなる可能性があるからです。
「色でそんなに変わるの?」と思うかもしれません。
でもプロの世界では、パドルの色が安全性や公平性に関わる問題として取り上げられています。
黒ベースのパドルが多い理由
海外メディア「Pickleball.com」では、プロ選手の間で「白いパドルは禁止すべき」という声があると紹介されています。
記事では、Franklin、JOOLA、Paddletekなどのパドルに、黒を基調としながら紫・赤・青などが少し入ったデザインが多い理由にも触れています。
その理由は、パドルからボールが出る瞬間を見やすいからです。
ピックルボールのボールは、黄色や黄緑系がよく使われます。
そのため、白・黄色・緑系のパドルだと、ボールがパドルに当たった瞬間や、どの方向へ飛び出したのかが見えにくくなる場合があります。
特に速いラリーでは、ほんの少し見えづらいだけでも反応に影響する可能性があります。
MLPはパドルカラーのルールを発表している
この話題が注目されている理由のひとつが、プロリーグでも実際にルールとして扱われていることです。
Major League Pickleball、通称MLPは、2023年にパドルカラーに関する安全性アップデートを発表しました。
MLPは、ピックルボールの試合が年々速く、力強くなっていることを背景に、選手の安全を重視する必要があると説明しています。その中で、ボールと見分けにくい色がパドル面に大きく使われている場合、相手が打球を追いにくくなる可能性があるとしました。
MLPが規制対象になりやすい色として示しているのは、主に次の4つです。
- 白・グレー系
- 黄色・ゴールド系
- 黄緑・グリーン系
- ネオンイエロー・ネオングリーン系
またMLPは、パドル面について、相手選手の視界を妨げたり、ボールを追う動きを邪魔したりするようなデザインであってはならないとしています。
さらに、こうした色を使う場合でも、パドル面の中央、いわゆるスイートスポット部分を大きく覆うようなデザインは推奨されていません。スイートスポットは実際にボールが当たりやすい場所なので、そこにボールと近い色が多く使われると、打球の見え方に影響しやすいと考えられるためです。
つまりMLPでは、パドルの色を「ただのデザイン」ではなく、安全にプレーできるか、公平に試合ができるかに関わるものとして見ています。
ただし、これはMLPの大会での話です。
日本のサークルや普段の練習で、すぐに同じルールが使われるという意味ではありません。
それでも、これからパドルを選ぶときに、
「この色は相手から見やすいかな?」
と少し考えてみるのは、けっこう大事かもしれません。
YouTubeでも「見えにくい」という指摘
この話題は、YouTubeでも取り上げられています。
動画では、ボールと似た色のパドルについて、ボールを見つけるのが少しでも難しくなるなら、それは有利に働くという考えが語られています。
また、プロの試合中に、選手が相手のパドルについて、
「そのパドルから出たボールが見えなかった」
と話す場面も紹介されています。
もちろん、色だけで勝敗が決まるわけではありません。
ただ、トップレベルの選手でも「見えにくい」と感じる場面があるなら、パドルの色がプレーに影響する可能性はありそうです。
Xでも白・黄色・緑のパドルに意見
Xでも、パドルの色について意見が出ています。
Shelby Batesさんは、
「前にも言ったし、もう一度言う。白・黄色・緑のパドルはすべて違法にすべき」
という内容を投稿しています。
これはあくまで個人の意見です。
ただ、海外のプレイヤーの間で、白・黄色・緑系のパドルに対して「見えにくいのでは?」という声があることはわかります。
普通に楽しむ人はどう考えればいい?
ここまで見ると、「白や黄色のパドルは使わない方がいいの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、サークルやレクリエーションで楽しむだけなら、そこまで神経質になる必要はありません。
今回話題になっているのは、主にプロの試合やMLPのような大会での話です。普段の練習や仲間内のプレーで、すぐに問題になるケースは多くないと思います。
ただ、これから新しくパドルを買うなら、ボールと似た色かどうかは少し意識してもよさそうです。
特に、白・黄色・黄緑・ネオン系のパドルは、相手から見たときにボールと重なって見えにくいと感じられる可能性があります。
迷ったときは、黒・ネイビー・赤・青など、ボールと見分けやすい色を選ぶと安心です。
パドルは、自分が使いやすいことも大切ですが、相手がボールを見やすいかどうかも、これからはひとつの選び方になっていくかもしれません。
ピックルボールは相手がいて楽しむスポーツ。
お互いが気持ちよくプレーできる道具選びも、大事にしていきたいですね。
※ルールや大会ごとの基準は変更される場合があります。大会に参加する場合は、主催団体や公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考
Pickleball.com
The color of your pickleball paddle matters
https://pickleball.com/gear/the-color-of-your-pickleball-paddle-matters
Major League Pickleball
Player Safety Update: Paddle Colors
https://majorleaguepickleball.co/news/player-safety-update-paddle-colors/
