「笑いながら汗をかくなんて、いつぶりだろう」
そう語るのは、Instagramでピックルボールの魅力を発信し続けているシイナさん。
きっかけは、ハワイに住むパートナーからのお誘い。軽い気持ちで始めたスポーツが、いまや彼女の生活や価値観までを大きく変えていきました。
この記事では、彼女の「ピックルボールと出会ってからの人生の変化」、そして「これから広めていきたい想い」について、たっぷりお話をうかがいました。
「え、なにそれ?」から始まった、運命の出会い
── ピックルボールを始めたきっかけは?
シイナ:
彼(※ハワイ在住のパートナー)に「一緒にやってみようよ」と言われたのが最初なんです。
正直そのときは「ピックル…なにそれ?」って感じで(笑)。でも、いざやってみたらびっくりするぐらいハマっちゃって。
私はジムも続かないタイプだったんですけど、ピックルボールは全然違った。理由はうまく言えないけど、無理なく続けられるというか、”楽しい”が先にあったんですよね。
テニス経験者でも“フリーズ”!? 予想外の初プレイ
── 初めてプレイしたときの印象はどうでしたか?
シイナ:
実は中学のときにテニス部だったんですよ。だから最初は「まぁいけるっしょ」くらいに思ってたんです。
でもいざコートに立ったら、前に出るのが怖くて固まっちゃって(笑)。
コートが思ってたよりも近くて、相手の打ったボールがすごく速く感じたんですよね。
でも逆にそれが楽しくて。なんかこう、“大人の本気の鬼ごっこ”みたいな感覚になって、無我夢中でした。
笑いながら必死に走って、汗かいて、「うわ、私まだこんなに動けるんだ!」って思えたのが嬉しかったです。
頭脳と直感の勝負。ピックルの奥深さに夢中!
── 他のスポーツと比べたときの“ピックルならでは”の魅力って?
シイナ:
めっちゃ戦略的なんですよ!ただ打ち返すだけじゃなくて、「この一球で相手をどう動かすか」とか、「ここに落としたら次はどう返ってくるか」とか、考えることが本当に多くて。
でも、それが面白いんです。ちょっとした“チェス”みたいな感覚もあって。
しかも、コートが狭いからそこまで走らなくてもいいのに、めちゃくちゃ運動になる。全身がいい感じに疲れて、気分もスッキリ。
だから終わったあと、すごく爽快なんですよ。
国を越えて繋がる、ピックル仲間たち
── プレイを通じて、人との繋がりも生まれましたか?
シイナ:
それはもうたくさん!特に印象に残ってるのは、マレーシアに一人でいたときのことですね。
現地で知り合いがいなかったんですけど、ピックルボールのコミュニティに参加したら、すぐに仲間ができて。
コートでボールをラリーしている間は言葉以上に通じ合うものがあり、自然と笑顔が溢れました。
毎週同じメンバーと会うようになって、孤独感が一気に薄れていったのを今でも覚えてます。
人見知りの私でも自然とたくさんの友だちができたのが本当にすごいなと思います。

年齢も性別も関係ない。全員“ガチ”で楽しんでる!
── どんな世代の人たちと一緒にプレイしていますか?
シイナ:
本当に小学生から70代の方まで、一緒にやってます。しかも全員ガチ(笑)!
ピックルボールって、体力や年齢に関係なく参加できるから、自然といろんな世代が混ざり合うんですよね。
私は30代なんですけど、同年代も多くて、そこも嬉しいポイントです。
普通の生活だとあまり出会えないような人とも、共通の趣味があるだけで一気に距離が縮まる。その感覚がすごく心地いいんです。
密かな“ガッツポーズ”がやみつきになる
── プレイ中、一番テンションが上がる瞬間は?
シイナ:
自分が放ったボールが理想通りのコースに決まったとき!
特に、相手が「ナイスショット!」って声をかけてくれた瞬間は、内心でガッツポーズしてます(笑)。
勝ち負け以上に、そういう“スポーツマンシップ”があるのがピックルボールのいいところ。
初めて会った人とも、「今のうまかったね!」って自然と会話が生まれて、すごくあたたかい空気になるんですよね。
「運動苦手でも大丈夫」と断言できる理由
── ピックルボールは、運動が苦手な人でも楽しめると思いますか?
シイナ:
めっちゃ楽しめると思います!
ラケットが軽いし、コートも小さいし、サーブも下から打つスタイル。最初のハードルがめちゃくちゃ低いのが魅力です。
むしろ、ミスして笑ってるうちに、自然とうまくなっていく。最初は「できなくて当然」で、そこを一緒に楽しめるのがいいんですよね。
「外に出る理由」ができて、人生が変わった
── ピックルを続ける中で、何か自分の中に変化はありましたか?
シイナ:
ものすごくあります。まず、体力がついたのはもちろんなんですけど、それよりも精神面の変化が大きかったですね。
「外に出る理由」ができたことで、家にこもりがちだった自分から抜け出せたというか。
人と会うのが楽しみになって、日々の中に“ワクワク”が増えました。
そして何より、「あ、私ってこんなにスポーツ好きだったんだ」って気づけたのが嬉しかったです。
大人になると、何かに夢中になれることって少ないじゃないですか。でもピックルボールは、私にとってその“夢中”の対象なんです。
同世代の女性にこそ、ぜひ届けたい!
── 今後、どんな人たちにもっとピックルボールを広めたいと思っていますか?
シイナ:
日本の30代の女性たちですね。
仕事や家庭に追われて、「自分の時間ってなんだっけ?」みたいになっている人、多いと思うんです。
そんな忙しい毎日の中で、ピックルボールは最高のストレス発散になると思います。
ほんの1時間でも、ラケットを握ってボールを追いかけることで、心も体もリフレッシュできる。
ほんのちょっとの時間でも、自分が自分に戻れる。
ピックルボールはその“スイッチ”になってくれると思います。
「ピックルがあるだけで、毎日がピリッと楽しくなる」
── 最後に。あなたにとって、ピックルボールとは?
シイナ:
人生のスパイス……ですね🌶️
これがあるだけで、毎日がちょっと刺激的になる。ピリッと辛く、そして楽しく。
なんなら今は、もうスパイスっていうより“主役級”かもしれないです(笑)
ピックルボールがあることで、人生が100倍楽しくなった。そんなふうに思ってます。

インタビューに応じていただき、本当にありがとうございました。
シイナさんのピックルボールへの熱い想いが、多くの人に届いて、日本のピックルボールがもっと盛り上がることを願っています。
これからますます広がっていくピックルボールの世界を、一緒に楽しんでいきましょう!
🔗 シイナさんのInstagramはこちら
👉 @sheena_pickleballjapan
ピックルボールの楽しさやリアルな日常などを定期的に発信中!