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ピックルボール|サードショットはドロップ?ドライブ?初級向け解説

「ラリーは続くようになった。ルールもわかる。
でも、なぜか試合になると勝てない…」

この“ちょっとした壁”、実はサードショット(3球目)でつまずいている人がとても多いです

大事なのは、
“何のために打つか”をはっきりさせること。

サードショットは、いきなり点を取りにいく球ではなく、
自分たちが有利な形をつくるための一手。

そこが整理できると、選択に迷いがなくなります。


まず整理:サードショットの目的は、実は2つだけ

難しく考えなくて大丈夫です。
サードショットの役割は、この2つに集約できます。

1)自分たちが安全に前(キッチンライン)へ上がる時間をつくる
2)相手を少し崩して、次の球(5球目)を楽にする

このどちらを狙うかで、
ドロップか、ドライブかが自然と決まってきます。

「ドライブ=攻め」「ドロップ=守り」だと思っている方

実はどちらも攻めです。

  • ドロップは、前に上がるための攻め
  • ドライブは、相手を崩すための攻め

役割が違うだけなんです。


ドロップとドライブの役割(まずここだけ押さえよう)

ドライブ:一発で決めるより「次(5球目)を楽にするショット」

ドライブは速い球で攻めるショットですが、初級〜中級のうちは
“抜く”より“崩す”と思った方が安定します。

ここでいう「崩す」は、相手に“きれいに返させない”ことです。
たとえば、こんな返球が来ればOK。

  • 返ってくる球が少し浮く(=次の球を前で打ちやすい)
  • 返球が短くなる(=前に詰める時間ができる)
  • 返球が真ん中寄りに集まる(=左右に振られにくく、次が狙いやすい)

こうなると、5球目で
ドロップが簡単になったり、前に上がるチャンスが作れたりします。

なのでドライブは「3球目で決める技」じゃなくて、
“5球目までセットで有利を作るショット”と考えると迷いが減ります。


ドロップ:前に上がるための「時間を作るショット」

ドロップは、“長めのディンク”みたいなショットです。
強打で抜くのではなく、相手が上から叩けない高さで、キッチン付近にそっと落とすのが狙い

ドロップが「良い感じに入った」サインは、シンプルにこれです。

  • 相手が腰を落として下から持ち上げるように返している
  • 相手が強く打てず、ゆるく返すしかない

つまり、ドロップは「入ったかどうか」よりも、
相手の打点を下げられたか(楽に打たせてないか)で判断すると上達が早いです。


ここまでで、
「ドロップか、ドライブか」は“好み”ではなく“目的”で決まる、という話をしました。

では実際に、どんな場面でどちらを選ぶのか。
ここからは、もう少し具体的に整理していきます。


ドライブを打つタイミング(3球目ドライブが活きる場面)

3球目ドライブは、ただ強く打つためのショットではありません。
うまく使えば、ラリーの主導権を取り戻すきっかけになります。

特に、こんな状況ではドライブが選びやすいです。

■ 相手のリターンが短く、高く弾んだとき

打点が高く取れるときは、ドライブのチャンス。
無理なく強いボールを打てるので、相手にプレッシャーをかけやすくなります。

■ 体勢が崩れているとき

細かいコントロールが難しい場面では、
コンパクトに打てるドライブの方が安定することがあります。

■ 5球目を打ちやすくするために、あえて使うとき

ここが大事なポイントです。

ドライブは「3球目で決める」ためだけのショットではありません。
次のボール(5球目)を打ちやすくするために使う、という考え方もあります。


ドロップを打つタイミング(3球目ドロップが賢い場面)

一方で、ドロップが自然な選択になる場面もあります。

■ 相手のリターンが低く、ドライブが打ちにくいとき

無理に強く打とうとすると、ネットやミスのリスクが上がります。
そんなときは、やわらかいドロップで相手のネット優位を中和する方が安定します。

■ 後ろに押し込まれていて、前に上がる時間がほしいとき

ドロップは、相手に強打させないショット。
前へ進むための“時間”を作るのが役割です。


サードショットの注意点

ツーバウンドルールを忘れない
サーブとリターンは必ずバウンド。まずはベースライン後方でしっかり準備。

足を動かし、低い姿勢で入る
小さく動いて体の前でとらえる。これだけで成功率が上がります。

良い3球目ならキッチンラインへ。微妙なら無理に上がらない
前に出るかどうかは“ショットの質”で判断。焦らないことが大切です。


サードショットの狙い所(どこに打つ?)

ショットの種類だけでなく、コース選びも大切です。

よく挙げられる狙い所は次の3つです。

  • 相手のバックハンド側
  • コート中央(ミドル)
  • リターンを打った相手(まだ動いている可能性がある)

また、ドロップの場合はクロス方向も有効です。
ネットの低い部分を通りやすく、距離の余裕も取りやすいからです。


迷ったらミドルへ

ドロップのコースに迷ったときは、まずミドル(真ん中)を狙うのが基本です。

理由はシンプルです。

  • 「どっちが取る?」という迷いが生まれやすい
  • 角度をつけた攻撃をされにくい

もし少し高めに入ってしまっても、
ミドルは比較的リスクが小さい方向です。

安定させたいときほど、ミドルは頼れる選択になります。


3球目ドライブの次は、たいてい「5球目ドロップ」

理想は、3球目ドライブで相手がミスすること。
でも実際は、多くのドライブは返ってきます。

だからこそ、ドライブを打ったら「次の一手」まで考えておくことが大切です。

相手がドライブを返してきたら、
その次は5球目ドロップが自然な流れになります。

ドライブでプレッシャーをかけたあとなら、
より打ちやすいドロップのチャンスが生まれやすいからです。

3球目で決まらなかったら、
次で落として前に上がる。

この流れが作れるようになると、ラリーがぐっと安定します。


なぜ3球目で差がつくのか

サードショットで迷うのは、上達している証拠だと思っています!
ラリーが続くようになると、「いい球を打つ」だけでは足りなくなり、“選ぶ力”が必要になります。

ここから先で差がつくのは、技術そのものよりも――

■ 失点パターンに気づけるかどうか

ナイスショットを増やすよりも、
「同じ形で失点していないか」を見直す方が伸びます。

試合後にひとつだけ振り返るなら、
どの球で崩れたか?
それだけで十分です。

■ “一発”より“流れ”を作れているか

強い一球よりも、

  • 相手を迷わせる
  • 相手の返球の質を少し落とす
  • 自分たちが落ち着ける位置に近づく

こうした“流れ作り”の方が、実は勝ちに直結します。

サードショット、正直まだまだ難しいです。
でも「何のために打つか」が分かると、ちょっとだけ落ち着ける気がします。
筆者もまだまだ勉強中。
またコートで試してみます💪(`・ω・´💪)


参考

USA Pickleball:Mastering the Third Shot in Pickleball
https://usapickleball.org/strategies/mastering-the-third-shot-in-pickleball/

USA Pickleball:Third Shot Drive, Fifth Shot Drop, and Driving Slice Return
https://usapickleball.org/strategies/third-shot-drive-fifth-shot-drop-and-driving-slice-return/

USA Pickleball:Where to Hit Your Drops
https://usapickleball.org/strategies/where-to-hit-your-drops/

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