研究ベースでわかる「続けやすいのに、ちゃんと効く」理由
ピックルボールって、見た感じはやさしそうなのに、やってみると意外と汗をかきますよね。
実際、海外では「中高年でも続けやすい運動」として注目されていて、体力面・健康面・続けやすさをテーマにした研究も少しずつ増えてきています。
今回は、論文や研究ベースで、ピックルボールの運動効果をわかりやすくまとめます。
まず結論
ピックルボールは「軽い遊び」で終わらず、運動として十分意味がある可能性があります。
ACE(米国運動協議会)が紹介している研究では、40〜85歳の参加者がピックルボールを継続したところ、プレー中の運動量は早歩き〜軽いジョギングくらいの負荷に達し、ラリーや動きが増える場面ではそれ以上になることもあるとされています。
さらに6週間の実施後、HDL(善玉コレステロール)/LDL(悪玉コレステロール)、血圧、VO2max(全身持久力の指標)などに好ましい変化がみられたと報告されています。
ACE記事のまとめでは、1時間あたりの消費カロリーは平均で約350kcalとされていて、「楽しいのに、ちゃんと運動になる」タイプの競技として扱われています。

体にいいと言われる理由
① ほどよく心拍が上がる(でも続けやすい)
ピックルボールのいいところは、全力ダッシュを延々やる競技ではないのに、ラリーや前後左右の動きで自然に運動強度が上がるところです。
ACEが紹介している研究でも、参加者はプレー開始から比較的早い段階で運動量が中強度(早歩き〜軽いジョギングくらいの負荷)に入り、プレー内容によっては高強度域に入る場面もありました。
つまり、散歩よりしっかり動けて、でも「きつすぎて続かない」になりにくい、というバランスが取りやすい競技です。
② 続けやすさに強みがある(ここが大事)
運動って、効果そのもの以上に「続くかどうか」が大きいですよね。
MDPIの研究(中高年・高齢者を対象にした6週間の介入研究)では、ピックルボールは
- 社会性がある
- 楽しさがある
- 学びやすい
- 運動としても成り立つ
という点から、続けやすい運動としての可能性があることが示されています。研究の背景でも、ピックルボールは“比較的低いケガリスク・短い習得時間・高いアクセス性”が期待される競技として整理されています。
「運動しなきゃ…」だと続かない人でも、
“楽しいから行く”が先に来るのは、かなり強いです。
ここがピックルボールの本質かもしれません。
③ 体力だけじゃなく、認知面や痛みの自己評価にも変化が出た研究がある
MDPIの6週間研究では、筋力・運動能力だけでなく、認知(集中や判断などの“頭の働き”)や、痛みをどれくらい感じているか(自己申告)、血圧なども測っています。その結果、垂直跳び(下半身のパワー)や認知スコア、痛みの自己評価で改善がみられた項目があったと報告されています。
もちろん、これは1本の研究だけで「誰でも必ずこうなる」とまでは言えません。
でも、ピックルボールが「ただ楽しいだけ」ではなく、身体機能や日常の調子に関わる指標にも良い方向の変化が出うるという材料にはなります。

向いている人はこんな人
研究を踏まえて、ピックルボールは特にこんな人に相性がいいです。
- いきなりハードな運動はきつい
- でも軽すぎる運動だと物足りない
- 一人で黙々より、誰かとやる方が続く
- “健康のため”だけじゃなく、楽しく動きたい
運動効果って、結局「続けた人」が勝ちなんですよね。
その意味で、楽しさと運動量のバランスがいいピックルボールはかなり優秀です。
最後に
「運動しなきゃ」と思い続けるほど、心は疲れていきます。
だから最初の一歩は“正しいメニュー”より、“また来たいと思える楽しさ”で選んでほしいです🥹
“気合い”より“自分に合う続けやすさ”で選ぶのが、いちばん現実的な一歩だと思います。
ピックルボールがその選択肢になったらいいです(´ω`)
出典
MDPI(International Journal of Environmental Research and Public Health)
https://www.mdpi.com/1660-4601/18/16/8374
