ピックルボールというと、公園や屋外コートで気軽に楽しむスポーツ。
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
ところがアメリカのニュースを追っていくと、そのイメージが少しずつ変わってきていることに気づきます。
最近よく取り上げられているのが、屋内(インドア)のピックルボール施設です。
しかも話題になっているのは、「屋内になった」という点よりも、
「え、そんな規模で?」と思ってしまうほど本格的な施設が増えているというところ。
会員制で運営され、オープン直後から会員が集まり、
施設の広さやコート数、月額料金までがニュースになる。
そんな屋内ピックルボール施設が、アメリカ各地で次々と登場しています。
「海外では、もうそこまで進んでるの?」
そう思わず言いたくなる事例を、いくつか紹介します🌟
3面でも会員150人超。地元に根づく屋内ピックルボールクラブ
ニューヨーク州のクリフトンパークでは、FryeGuys Pickleball Club という屋内ピックルボール施設がオープンし、早くも注目を集めています。
施設の広さは約9,000平方フィート(約837㎡)で、屋内コートは3面。
数字だけを見ると、決して大規模な施設というわけではありません😳
それでも、このクラブが話題になっている理由は「中身」にあります。
更衣室や簡単なキッチンを備え、コートは明るい照明で照らされ、コート同士の間には可動式の仕切りを設置。
施設全体は空調で管理され、屋内施設として快適にプレーできる環境が整えられています。
こうした使い勝手の良さもあってか、オープンから間もないにもかかわらず、すでに150人以上が会員として登録したと報じられています。
会費は月20ドル(約3,000円)から。
「屋内」「会員制」と聞くと、少しハードルが高そうに感じるかもしれません。
それでも、この規模でこの会費、そしてこの会員数を見ると、
地元の人たちにとっては“通いやすい場所”として受け入れられている様子が伝わってきますね😊
出典: https://www.timesunion.com/business/article/fryeguys-pickleball-club-opens-clifton-park-21252600.php
会員でも、会員じゃなくても。使い方を選べる屋内クラブ
次に紹介したいのが、テキサス周辺で展開を広げている The Picklr という屋内ピックルボール施設です。
このクラブは、約18,200平方フィート(約1,690㎡)の広さに、屋内コートが6面。
施設内にはプロショップもあり、いわゆる「本格的な屋内クラブ」として紹介されています。
ただ、初心者目線で気になるのは、施設の大きさよりも
「どういう使い方ができるのか?」という点ではないでしょうか。
The Picklrでは、
月額149ドル(約22,000円)から全米のThe Picklr全店舗を利用できる会員プランに加えて、
会員でなくても1日30ドル(約4,500円)で使える利用方法が用意されています。
さらに、8歳から18歳までを対象にしたジュニア会員プランもあり、
こちらは月89ドル(約13,000円)と紹介されています。
つまり、「まずは一度だけ試してみたい」という人から、
親子で継続的に通いたい人まで、使い方を選べる仕組みになっているということです。
いきなり会員になる必要がない点は、初めての人にとって安心感がありますね👍
さらに、追加オプションとして月29ドル(約4,300円)を支払うと、
自分のプレーや練習内容を記録し、ショットのデータや傾向を確認できる「AIコーチ」機能も利用できます。
屋内クラブが、ただコートを貸す場所ではなく、
「どう楽しむか」「どう上達するか」まで含めて考えられている様子が伝わってきます😊!!
出典:
https://www.conroenews.org/article/the-picklr-expands-in-houston-suburbs-with-new-cypress-and-conroe-facilities
https://thepicklr.com/ai-coaching-add-on/
屋内10面。ここまで来るとスケールが違う
さらに規模の大きな話も出てきています。
コネチカット州では、Pickleball Kingdom が、新たな屋内ピックルボール施設をオープン予定だと報じられています。
計画されている施設の広さは、約30,681平方フィート(約2,850㎡)。
最新設計の屋内コートは10面と、この時点でかなり大規模です。
しかも、場所は 169 Hale Road(マンチェスター) と、住所まで具体的に明らかにされており、
「この規模の屋内施設を、ここに作る」という計画そのものがニュースとして取り上げられています。
施設の使い方も、単なるコート利用にとどまりません。
記事では、
・プロによる指導やクリニック
・子ども向けプログラム
・カジュアル層から競技志向のプレーヤーまでを対象としたリーグ戦や大会
といった運営内容が予定されていることにも触れられています。
屋内ピックルボール施設が、
「ただ遊ぶ場所」ではなく、指導やリーグ、大会、イベントまで行う場として紹介されているのが印象的です👀✨
さらにその上。10万平方フィート・屋内18面の巨大施設計画
「さすがにこれは特別な例でしょ?」
と思ってしまうような、大規模な屋内ピックルボール施設の計画が、アメリカ・コネチカット州で報じられています。
ニュースによると、ミドルタウンでは、総工費1,500万ドル(約22億円)、
広さ10万平方フィート(約9,300㎡)以上という、大型の屋内スポーツ施設の建設が進められています。
運営側は、この施設をコネチカット州内でも群を抜いて大規模なピックルボール拠点になると説明しています。
この計画では、屋内に18面ものピックルボールコートを備える予定になっていて、
現時点で報じられている屋内ピックルボール施設の中でも、かなり規模の大きい事例です。
これだけの面数があれば、同時に多くの人がプレーできるだけでなく、
レベルやプレースタイルに応じた利用がしやすくなることも想像できます。
また、この施設は単なるスポーツコートではありません。
記事では、ピックルボールに加えて、次のような設備が計画されていると紹介されています。
・レストラン(ファストカジュアル)
・フィットネスセンター
・バスケットボールコート
・ウェイトトレーニングルーム
・グループレッスン用スペース
・屋外フィールドエリア
・ゲーム・アーケードコーナー
・オフィス、会議室、パーティーやイベント用の部屋
こうした内容から、
この施設が「スポーツ施設」や「ピックルボールクラブ」にとどまらず、
地域イベントや企業イベントにも対応する複合型の拠点として構想されていることが分かります。
ここまで来ると、
海外では屋内ピックルボール施設が、
単なる“プレーする場所”ではなく、さまざまな目的で人が集まる場所として計画されている、
その一例として見ることができますね🙌
こうして見ていくと、
アメリカではピックルボールが「気が向いたときに遊ぶスポーツ」から、
通い続ける場所を持つスポーツへと変わり始めているように感じます。
屋内で、快適で、会員が集まり、
練習も交流もイベントも行われる。
その結果として、会員数が増え、施設の規模もどんどん大きくなっている。
日本ではまだ、屋外コートのイメージが強いかもしれません。
でも海外で起きているこの流れを見ていると、
「屋内で続けるピックルボール」が特別なものではなくなる日も、
そう遠くないのかもしれませんね🙂
